内装仕上げ材は木毛セメント板!断熱・調湿・吸音とメリット大

家づくり
スポンサーリンク
ボン
ボン

こんにちは、ボンです。

このブログは『酒好きキャンパー(♂)の無骨でヴィンテージな家づくり』をテーマに情報発信しています。

無骨・ヴィンテージ・木・金属・酒・キャンプ・アウトドア…などが好きな方には、特に有益な内容になっていると思います。

先日、無骨ハウスの断熱性能について公開させていただきました。

この家の大きな特徴は、11坪の土間と開放的な吹き抜けがあります。

断熱性能については、上記の記事の通り高性能になっていますが、それでもまだ心配だったりします。
そして、吹き抜けにした事による音の問題も非常に気になっているポイントです。

そこで本日は、寒さや音の対策として無骨ハウスが選択した内装仕上げ材を紹介したいと思います。
正直なところは、デザイン先行で機能性は後付けですが…。笑

一癖ある素材ですが、無骨なモノが好きな方には間違いなく良いと思っていただける素材だと思います。

そして、機能性も非常に高い素材なので、参考にしていただければと思います。

ボン
ボン

この記事は以下のような人におすすめ!

●内装仕上げ材を検討中

●珍しい内装仕上げ材を使いたい

機能性も重視したい

ちなみに、無骨ハウス完成までのざっくりとした流れについてもまとめましたので、興味のある方は寄って行ってください。

スポンサーリンク

アクセントウォール・クロスに関する私の意見

まず、本題に入る前にアクセントウォール・クロスに関する私の意見を伝えておきたいと思います。

アクセントウォール・クロスに関して、よく下記の様な事が耳に入ってきます。

すぐ飽きるから白にしといた方が良い

安っぽい感じやセンスが問われるからやめた方が良い

こんな感じの事を良く聞きませんか?

ただ、私の意見は次の通りです。

『すぐ飽きるから白にしといた方が良い』
➡白だって飽きる事はあるし、数年後の未来を予測して今やりたい事をしないのは間違いだと思う。
白が好きであればいいですが、自分のやりたい事を詰め込んで人生楽しむべき!

『安っぽい感じやセンスが問われるからやめた方が良い』
➡安っぽい感じは木目調やタイル調みたいな、〇〇調を使うからだと思っています。
先日、あまり深く考えずに木目調のサーキュレーターを買ってしまいましたが、チープ過ぎて今後一切〇〇調には手を出さないと心に決めました。
これに関しては、『本物』を使いましょう。

➡センスに関しては、センスがないならセンスが良い工務店や設計事務所と契約できるように、良い会社と出会えるように情報収集しましょう。
良い工務店は、YESマンではなくこちらの意見を汲んで『提案』してくれます。
今回紹介する内装仕上げ材も、私自身存在を知りませんでしたが、矢野住建さんが提案してくれて即採用という感じでした。

要は、自分のやりたい事を吐き出して、ベストな提案をしてくれる工務店と契約が出来れば、満足のいく内装が選択できます、そういう事です。

結論:内装仕上げ材は木毛セメント板を選択

出典:竹村工業株式会社

前置きが長くなりましたが、無骨ハウスが選択した内装仕上げ材は『木毛セメント板』です。

モクモウセメントバン?

木?毛?セメント?

分かります。
恐らく、だいたいの方が聞いた事無い素材だと思います。

木毛セメント板とは、リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した建材らしいです。

「木・水・セメントのみ」で作られたホルムアルデヒド告示対象外建材という事らしいです。

デザインの好みは分かれると思いますが私は大好きな質感で、なにより素材の機能性が非常に高いんでよね。

機能性

次に、詳しく性能を見ていきましょう。

断熱性

まず、断熱性能です。

無骨ハウスでは15mmの木毛セメント板を貼っていく予定ですが、

出典:竹村工業株式会社

15mmでの熱還流率は3.11となっています。

無骨ハウスの断熱性能の記事でおさらいしていただければご理解いただけると思いますが、要は『一般的な地域の窓に求められる性能と同等』という感じでしょうか。

その性能のモノを、壁に貼るって考えると断熱性能UPは期待できそうですよね。

音響性能

木毛セメント板は吸音性にも優れています。

他の内壁材と比較しても高い吸音率を示し、ミーティングルームや音の反響を制御するような施設で利用されてる素材らしいです。

これには非常に期待してます。

吹き抜けの音問題はデメリットとして懸念していたポイントなので、吸音性が高い木毛セメント板でデメリットをクリア出来るんじゃないでしょうか?

調湿性能

木毛セメント板は昔から『呼吸する建材』と言われているらしいです。

湿度が高い時には吸湿し、湿度が低い時には放湿して、部屋の湿度環境を整える性能があると言われています。

耐朽性・耐蟻性

木材腐朽菌による質量減少率0%なので、腐る事が無い。

そして、シロアリの食害を受けない高い耐蟻性。

ここまでとは…。
機能的過ぎて、驚きですよね。

相当、スペックが高い素材なのがお判りいただけたでしょうか?

デザイン性

出典:竹村工業株式会社

そして、何と言ってもこの質感がカッコいい!

間違いなく好みは分かれるデザインですが、コンクリに近い見た目です。
無骨なモノが大好きな方や、コンクリうちっぱなしなどが好きな方は絶対にハマる素材だと思います。

良い写真が無いので、Google先生に『木毛セメント板 内壁』と聞いてみてください。

マイホームとして使用している事例は少な目?ですが、本当カッコいいです。
カフェやバーなどに似合いそうな素材です。

正直なところあまり被りたくないので、皆さんには使ってもらいたくないくらいです。笑

そうはいっても…、間違いなくオススメ出来る素材でしょう。

ただし、一癖アリ

カッコよさと機能性を併せ持つ木毛セメント板ですが、多少の癖もあります。

①住み始めは木屑っぽいのがポロポロこぼれる
②拭き掃除は出来ない
③白Tでは注意が必要

①については、サンプルで確認しましたが木屑なのかセメントなのか、とりあえず素材がポロポロこぼれます。

住み始めは掃除は必要です。
ただし、最初だけで馴染んでくれば収まるのでご安心を。

②についてですが、木毛セメント板は木材をセメントペーストで圧縮成型した建材なので凹凸があります。
上記の写真を見ていただければ分かると思いますが、拭き掃除等は出来ない素材になっています。

ただ、そもそも木毛セメント板は汚れが目立たない素材で、また劣化も楽しめる素材だと思います。

逆に、掃除嫌いのズボラな私みたいにタイプにはピッタリな素材と言えるかもしれません。

③についてですが、素材はお伝えした通り木とセメントの成形材です。

白Tで寄っかかったり、ザシュっ!としてしまった時、、、なんとなく想像出来ると思います。

間違いなく、軽くTシャツは汚れるでしょう。
もしかしたら、引っかかっちゃったりする可能性もあるかもしれませんね。

このように、一癖ある素材なのは事実です。

それでも、機能性とデザインのメリットが大きすぎて、私は迷うことなく採用ですけどね。

ちなみに

木毛セメント板はキッチン裏と、庭側に使う予定なんですが、、、

リビングの壁にはアクセントウォールとしてグレーのレンガを貼る予定です。

キッチン横は検討中ですが、何が言いたいかと言うと、、、

ボン
ボン

1階に白い壁は無い!

普通ではないですね。笑

そして、床板材はプレーリーホームズの色濃いめ床板を貼る予定。

出典:プレイリーホームズ株式会社

天井にも木を貼る予定なので、グレーと茶色の荒々しい家が完成すると思います。
照明を絞ったらバーの様な感じになるんじゃないでしょうか?

家にいる時間は夜が多く『夜つまみを作ってお酒を飲む時間』が至高の私には、最高の空間になる事は間違いないでしょう。

まとめ

以上、無骨ハウスが選択した内装仕上げ材の紹介でした。

● 木毛セメント材とは?
 ☞リボン状に細長く削り出した木材をセメントペーストで圧縮成型した建材
● 機能性が凄い
 ☞断熱性・音響性能・調湿性能・耐朽性・耐蟻性
● デザイン性は好みが分かれるが、私は好物
 ☞コンクリの様な無骨なビジュアルが最高にカッコいい
● ただし、、、
 素材の特性上、剥がれたり掃除がし難いなど若干の癖アリ

いかがでしたでしょうか?

私の人生ずっとカッコつけなので、あまり真似されたくない内装仕上げ材ではありますが、これは非常に良いモノが選択出来たなと思っています。

私も素材の存在を知らなかったので、私の好みを汲んで提案してくれる工務店のレベルが重要なんでしょう。

そして、結局のところは『住んでからがどうか?』というところが気になるポイントだと思いますので、完成後のレビューをお待ちください。

これから内装仕上げ材を決めていく段階の方。
『木毛セメント材とか使いたいんですが…。』と言ってみましょう。

きっと、『このお施主様、レベル高っ』と思われることでしょう。

以上、失敗のない家づくりを!

では、また。

コメント

タイトルとURLをコピーしました